構造直下率について
構造直下率とは?

建物は、上の階の重さを下の階へ、さらに地面へと伝えて支えています。
この「重さの伝わり方」がスムーズかどうかを数値で表したものが 『構造直下率(こうぞうちょっかりつ) 』です。
「積み木タワー」を想像してみてください。
上の積み木が、下の積み木の真上にきちんと乗っていると、力がまっすぐ下に伝わって安定します。逆に、上の積み木が下の積み木からはみ出していると、力が斜めに伝わり、倒れやすくなります。
構造直下率が高い家は「積み木がまっすぐ重なっている」イメージで、強くて安定しています。逆に低いと、地震や台風のときに建物へ余計な負担がかかり、耐久性に不安が出ます。

つまり、
高い構造直下率
= 力がまっすぐ下に伝わる → 強い家
低い構造直下率
= 力がずれて伝わる → 弱い家
ということになります。
構造直下率別の特徴とは
構造直下率が変わると特徴はどのようになるでしょうか。
一般的に
◆60%以上
→ 耐震性の観点から「安心できる」と言われる基準です。
◆50~60%程度
→設計によっては問題ない場合もありますが、耐震性への配慮が必要です。
補強や配置の工夫でバランスをとるケースが多いです。
◆50%未満
→ 力の伝わり方に無理が出やすく、耐震性に不安が残ります。
構造的な補強を強く検討する必要があります。
と言われています。
直下率が高ければ安全?
「直下率が高ければ絶対安全」というわけではありません。バランスよく柱・壁が配置されているかも大切です。
耐震等級(建築基準法に基づく性能評価)とあわせて確認すると、より信頼性が高まります。
安心できるラインとしては、直下率60%以上を目安に、全体のバランスや耐震等級も確認する」ことが大切です。
2階建てや大きな吹き抜けがある間取りでは、直下率が下がりやすいので注意が必要です。
構造直下率100%・耐震等級3のプラスミー
プラスミーの家は構造区画内の構造柱直下率100%。

2階から1階、さらに地中の柱梁までぴったり100%同じ位置に設置する美しい構造を実現。家の揺れを素早く地盤に逃がします。
耐震等級は最高等級の3。さらに全棟で許容応度計算を実施し、建物倒壊被害ゼロを目指しています。
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